決別

MRの結果報告を見て、「良かったね」と言った後、

「注射は保険適用じゃないから。」と言い出した先生。

「えっ⁉保険で治療出来るって言ってここまで検査もして、先月も保険で💉を打ったじゃないですか❗」

驚く私。

「厳しくなったんだよ、色々変わって。11歳までに声変わりをしたことを、どうやって証明出来るの?」

と医者。

「11歳までに来てくれないと」

今更、何を…

「動画の音声じゃダメなんですか?」

「ダメダメ」

「じゃあ、どうすれば認められるんですか?」

「誰かがそれを証言するとか…」

「じゃあ、第三者に証言してもらえばいいんですね」

「いや、そういう問題じゃない。やっぱりそれもダメ」

 

はぁ!?もう完全に、医者は戦闘態勢です。

私は完全に嫌われたんですね。

 

最初のMRの診断結果の「下垂体腺腫」を正常と言って見落としていた時も、「20万人にひとりとか言う病気があるなんて思わないでしょ」とかよくわからない理由で言い訳をしていた医者です。

 

確かに、初めから全く小児慢性特定疾患の話とかしないし、手続きに入らないのはおかしいと思っていました。

 

医者は、ゴナトロピン依存性思春期早発症の診断基準のコピーを示して、この一番上を証明できなくては保険は絶対に駄目、と言い張ります。

 

その上で、「💉を打たなければ背は低くなる、自費で打つしかないでしょ、診断も治療も間違ってないんだから」と脅しともとれる台詞。

 

だったら、最初から保険適用なんて言わなければ良かったじゃないですか。

カルテに大きくリュープリンのリュに赤丸印が付いているんですよ。

 

嫌がらせですね。

「ちなみにおいくらですか?」と聞くと、💉料金だけで4万5千円。

前回の保険適用の明細には2万6千円程度と書いてあったはず。

 

ぼられているのか、でもリュープリンは高額なので、自費なら上乗せが当たり前かは分からない。

とりあえず、次の質問。

 

「それは、リュープリンの1.88mgですよね。必要量が増えて3.75mgになったらおいくらですか?」

また表情がきつくなり、

「うちでは1.88mg 以上打たないよ。それで十分効くんだからいいでしょ❗」

「…」

終わったな、と思いました。

普通は、LH やテストステロンの値を目標値に持っていくために💉量は上がってしまうのが一般的。

それを、こんな風に言い切るなんて。

完全に、商売だ。

絶対にここでは治療したくない‼

 

怒りが込み上げて来ましたが、ぐっと抑えて、

「では今日は身長と体重を測ってもらって帰ります」と言いました。

 

それからの仕打ち、引きました。

身長と体重を測るだけなのに、ずっとずっと呼ばれませんでした。

次々と新しい方が呼ばれ、待合室に誰も居なくなってから、呼ばれました。

 

もう二度とここには来ない。誓いました。

 

その夜、私が買った小児内分泌の専門書の、医者が示したページを何回も読み返しました。

そして、私は重大な文章に気が付いたんです。

これは、いける✨